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メッセージ
「食」がひらく喜びの傘に
あたたかな人の時間が宿るよう
ニップンドーナツ九州株式会社
代表取締役社長 池田 真人
ニップンドーナツ九州株式会社は、フランチャイズチェーン「ミスタードーナツ」「タリーズ」、長崎が誇る老舗喫茶「ウミノ」の3つのブランドを通して、街のみなさまに食とともに「束の間のしあわせ」をお届けするべく、店舗展開に挑み続けている会社です。
現在は、長崎・佐賀・福岡の九州北西エリアを中心に、合わせて24の店舗を展開している当社ですが、そのどれもが地域に、お客様に喜ばれるお店の姿を懸命に探求し、大切なスタッフたちとともに創り上げた、私たちの宝ものです。
私たちが誰かのしあわせを願うとき、その方法を「食」というテーマに込めることには、ある特別な想いがあります。「食はしあわせの源である」と、愚直に信じているのです。食はからだを作り、動かす栄養源になるだけに限らず、「美味しい」という感動で心を、人と人とが対話し、繋がり合う機縁を作るために与えられた贈り物です。テーブルに並ぶものが豪華なものでなくとも、たとえば、獲れたてのキャベツの甘さに心が満ち、分かち合うような「人のあたたかな時間が宿る、喜びの傘」を提供していたい。これこそが、私たちを常に奮い立たせる原動力なのです。
だからこそ、私たちが本気で取り組んでいることがあります。「本物を守り、届けていくこと」です。そのためにも不可欠であるのが「己を磨き続けていたい」と素直に思える、前向きな人と心。それは決して個人に頼られるものではなく、1957年の創業以来67年間、長崎の人々に深く愛されてきた喫茶ブランド「ウミノ」で守られてきた精神と企業文化を、従業員だった社員たちとともに歩む当社が受け継いでいる背景に支えられています。
「本物の美味しさ」を、「本物のしつらえ」を、「本物の笑顔」を—。かつてのウミノの社員たちの一躍により、時代が変わっても、変わらずに人に感動を与える「本物」を守ることができる若きクルーたちが、日々成長し続けてくれています。そうして築かれた当社自慢の、互いを支えて高め合う現場を助ける、社員同士のあたたかな繋がりは、良いものを尊び、常に磨き直すまなざしとして、従業員より先に人として動ける行動力として、楽しい職場で自発的にスキルを磨き、生き生きと働くスタッフの自然な笑顔として、お客様に還元されています。
これからも、当社は「完成」することはありません。変わらない価値を伝えていくために変わり続けることを、製粉・食品事業を展開するニップングループの国内トップクラスの知恵を惜しみなく生かしていくことを、これからも地域に輪を広げるための企画開発を進めることを、やめないからです。
進化のなかで誕生していく新たなお店や商品として、まだ見ぬみなさまの街でお会いできます日を、心より楽しみにお待ちしております。